そもそもテフロンって何ですか?

「あれだよ、あの、くっつかないフライパンのことよ。ティファールのフライパンとかのあれだろ。
え、ティファールは違うの?」

テフロン加工といえば、やっぱりフライパンですよね。
焦げ付かない、油がいらない、洗うのもラクチン。いいことづくめですね、全く。
でも、そもそもテフロン加工ってなんなんでしょう?

テフロンとは、代表的なフッ素樹脂の1つ、ポリテトラフルオロエチレンという、
何度読んでも覚えられない名前の樹脂を、アメリカのデュポン社が製品化したものです。

そもそもフッ素樹脂というのは、第二次世界大戦中の原爆開発過程でアメリカで偶然生まれた
ものだとか。それが、今やどの家庭のキッチンにも行き渡って、お料理を楽にしてくれているのだから、
世の中わからないもんですね。

そんなフッ素樹脂加工の世界のブランドといえるのが、「テフロン」加工なのであります。

じゃあ、テフロンでなきゃ駄目なのか。そんなこと言ったら、コーラはコカコーラしか飲めません。
自分はむしろペプシ派です。

テフロンのデュポン社以外にもフッ素樹脂加工を行う会社は多々あります。
フッ素樹脂加工品は、テフロン加工品と同等の意味だと思ってもいいんじゃないかな、と。

但し、フッ素樹脂加工にもいろいろランクがあります。
もちろんテフロンにも、です。
知ってます?

テフロン加工のフライパンがほしいと思って注文したら、「シルバーストーン加工」っていうフライパンが届いても、
やられた〜ニセモノつかまされた〜、なんて思っちゃいけませんよ。
それ、テフロンの上級品ですわ。

ちなみに、ティファール。
あれは、テフロンではありませんが、りっぱなフッ素樹脂加工品です。
ラインナップによっては、6層コーティングなんてのもあります。
もちろん悪いモンじゃあございません。
かなりいい”ペプシ”ですから、ご安心を。